傷跡ケア【①傷跡ケアの基礎知識】

loeys-dietz 症候群

こんにちは!mikanです。

術後の痛みが落ち着いてくると、次に気になるのが傷跡ではないでしょうか?「この傷跡と一生付き合っていくのか…」と考えると、気分が沈むこともありますよね。

特に胸やお腹の傷はケロイドになりやすい部位です。

実際、手術を受けた方の約3~4割が術後の傷跡に悩んでいると言われています。ケロイドになると、見た目だけでなく、かゆみや痛みが伴うことがあり、心身ともに負担が大きいものです。

傷跡の種類について


傷が治る過程で炎症が続き、皮膚が盛り上がった状態を「肥厚性瘢痕」といいます。
さらに、皮膚が盛り上がるだけでなく、痛みや痒みが生じ、周囲にまで影響が広がっている状態が「ケロイド」です。

幸い、私はケロイドや肥厚性瘢痕にはなりませんでしたが、これらが生じた場合は、形成外科で保険治療を受けられることがありますので、専門医に相談してみるのが良いでしょう。

傷跡の治る過程傷跡の種類についてはリンク先が一番わかりやすいと思います。YouTubeにもたくさん動画があるので、気になる方は検索してみてください。

傷跡ケアの心構え


傷跡ケアにおいて忘れてはならないのは、「治療のゴールは成熟瘢痕であり、傷ができる前の皮膚に戻すことではない」ということです。

これは一見当たり前のようですが、傷跡ケアには時間と手間がかかるため、なかなか改善が見られないと焦りや不安を感じることもあるでしょう。

その結果、つい傷ができる前の状態と比較してしまいがちです。

だからこそ、治療のゴールをしっかり見据え、焦らず根気よくケアを続けることが重要です。時間をかけて丁寧にケアをすることで、少しずつ結果が見えてくるはずです。

ロイス・ディーツ症候群の特徴と傷跡ケア

ここまでは一般的な傷跡治療についてお話ししましたが、ロイス・ディーツ症候群などの結合組織疾患を持つ方には少し異なる特徴があります。

これらの疾患を持つわたしたちは、遺伝子に特徴があるために傷が治りにくい一方で、ケロイドにもなりにくいと考えられます。

私の場合も、ケロイドになることはありませんでしたが、むしろ傷が治りにくいことで苦労しました。

それでも、焦らず経過を見守ることで、少しずつ回復していく様子が見えたときには安心感を得られました。

次回からは、私自身の手術後の傷跡の写真や傷跡のケアに使用したテープ・薬の紹介をしていきたいと思います。私の体験が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!

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