LDSであることの辛さ【③社会復帰編】

loeys-dietz 症候群

こんにちは。mikanです。

これまでLDSであることの辛さ【①診断編】、【②手術編】を更新してきましたが、今回は【③社会復帰編】です。

手術後にどれくらいで社会復帰できるのかは気になるところだと思います。

腹部大動脈瘤手術後

私は学生時代、学校の長期休みを利用して腹部大動脈瘤の手術を受けました。

入院中は病棟内を歩くことを心がけていて、術後4日目には自由に歩けるようになり、1日3000歩ほど歩いていました。術後9日目に退院しすることになるのですが、気持ち的には元気で「娑婆だ!」と喜んでいました。

ですが、 実際はかなり体力が落ちていて、家までたどり着けたけどそのまま布団へ直行でした(笑)入院中に体重も3kgほど落ちていました。

退院後は1週間ほどで7000歩歩けるようになりました。

退院後2週間くらいで学校の試験を受けたのですが、座っているだけなのに1日中外で過ごすのは辛かった。試験の最後の方の時間には耳がこもるような感覚もあってぎりぎり耐えられたという感じでした。

術後1カ月でバーベキューに行って、当日は問題なく1日中楽しめました!しかし、翌日に激痛で寝込みました(笑)

2カ月後にはアクティブに活動しても激痛が走ることはありませんでした。

先生から術後3カ月までは腹筋の筋トレは避けるようにと言われていたので、その間は控えていました。

大動脈閉鎖不全症の手術後

心臓の手術後、傷の痛みよりも息苦しさがなかなか改善せず、つらい思いをしました。

病院では呼吸リハビリ用の器具をもらい、毎日練習していました。

理学療法士さんと一緒にウォーキングやスクワット、エアロバイクなどのリハビリも行ったので、体力の低下はあまり感じませんでした。のんびり歩いているときに理学療法士さんから、「少し息が上がるくらいがリハビリにはちょうど良い」と教えてもらい、適度なペースを意識して進めました。

【②手術編】でも触れましたが、肩の痛みが少し辛かったものの、術後10日目には無事に退院しました。

退院して3日後には卒業式に出席し、1週間後には1日1万歩を目指してリハビリを続け、4月1日には新入社員として勤務を始めました。

術後3カ月間は「重いものを持たない」「車の運転をしない」といった指示があり、会社にも伝えて配慮を受けることができました。時短勤務を希望していましたが、試用期間中は利用できず、フルタイムで無理のない範囲で業務に取り組んでいます。

3月上旬に手術をして4月から働き始めましたが、周りを見ると3カ月ほど休職する方もいるので、もっと休んでもよかったのかもしれません。

実際に働き始めて感じた困りごとは、日によって体調に差があることです。特に天気が悪い日には傷が痛んだり、ふらついたりして集中力が落ちがちです。

また、急に立ち上がる際に辛さを感じることもあります。

ロイス・ディーツ症候群は通常の人よりも若い年齢で大動脈の手術を経験することになるため、体力的にも精神的にも大変ですが、その分回復も早いように感じます。

体調や状況は一人ひとり異なりますので、無理をせず、医師と相談しながら少しずつ乗り越えていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました